行動で自分を改善していこう、そして稼ごう!

少しずつ行動を積み重ねて自分を改善していき、その結果お金も稼げたらいいなぁというブログです。

ADHD的仕事の仕方(やるべきことを忘れない方法)

 大人の発達障害という言葉が出始めた数年前、僕も思い当たるふしがあり、心療内科でワイズという検査をしてもらったところADHDと言われました。

 

 「先天的で自分の努力では到底改善できない欠陥がある」と捉えるとどうしても失望を感じショックでしたね。。。。

 

 なにしろ社会人としては、納期が守れない、懐疑の会話の流れを読めない、タスクをすぐ忘れる、物事を継続して取り組めない、などは致命的な欠陥。もちろん自分でも欠点として認識していただけに、それが直せないとは失望と言うより絶望でした。

 

 しかし。数々のネットの情報や書籍から、この特性をもつ多くの著名人や成功者がいることを知り、また、仕事のやり方の工夫でカバーできることをしり、試行錯誤を繰り返してきました。

 

 最初に手を付けたのは、やるべきことを忘れない工夫です。

 

 やることはいたって単純で、やるべきことが出たときにわかりやすくメモる、ということなのですが、具体的なやり方は次のとおりです。この習慣づけから5年経ちますが、いまでもめちゃくちゃ重要な行動と思っています。

 

  • 自分がやるべきことと認知した時点で、必ず手帳、PC、スマホに書き留めること。そして、書き留める場所は分散させずに一箇所にすること。
  • 書くときの表現は、自分自身がそのメモをあとから見直したときに、具体的な手順をイメージできるようなレベルにすること

 

 この習慣づけ、当時の僕は数ヶ月かかりました。しかし、おかげさまで精神的にだいぶ楽になりました。

 

 この習慣づけのおかげで、リスト化された一覧は下のような位置づけになりました。

  1. そこに書いてあることだけをやれば、会社の中で誰からも刺されることはない
  2. そこに書いてあることだけをやれば、今日の仕事をやめて明日に回してもいい
  3. そこに書いてあることだけをやれば、どんなに体調が悪くても一日をこなせる
  4. そこに書いてあることだけをやれば、複雑な仕事も一つ一つ前に進んでいける
  5. そこに書いてあることだけをやれば、仕事の優先順位づけができ的を外さない
  6. そこに書いてあることだけをやれば、休日は平日の仕事を全部忘れることが可

 

 人に頼まれた大事なことを忘れて自己嫌悪に陥る、忘れたことにせず都合の良い嘘をついて責任回避したい衝動との葛藤、本当は早めに進めておくべきことを納期まぎわになって慌ててやっつける、やっつけられないことは「蕎麦屋の出前」的に口先だけでごまかす、などなど挙げたらキリがない様々な醜態がなくなりました。(今考えるとなんて社会人だ・・・と思います)

 

 この習慣付けに寄与してくれた、人生を好転させてくれた本はこちらです。参考になればと思います。

 

 

 

 

図解 よくわかる大人のADHD

図解 よくわかる大人のADHD

 

 

 

 

 

 

超初心者のほったらかしの資産運用の実践

 先日、弟(妻と子供二人あり)とのチャットで衝撃をうけました。

 

 僕「おまえ、家族の将来のためにちゃんと積立投資してるんだよね?」
 弟「知らんし、リスクがあるから興味ない。コツコツ生きていくよ」

 

 最近ではネットの動画でも書籍でも、長期で積み立てる投資方法が王道として紹介されているのに。。。

 

 僕は、数年前に投資信託による長期投資を知り、日々の値下がりや値上がりに一喜一憂することなく、毎月コツコツと積み上げてきました。銀行口座より圧倒的によい利回りで増やせています。

 

 投資信託による資産運用は、すでに年功序列と終身雇用が崩壊している今、また将来おそらく年金だけでは生活できないとい言われている中で、子どもたちの教育や老後のためには必ず必要なものと考えています。

 

 投資信託という言葉を知らない人はいないのに、なぜ皆が手を出さないのでしょうか?

 おそらくいかが理由ではないかと思います。

 

 ・(冒頭の弟の場合)なんとなくリスクを感じ手を付けたくない
  (=金融商品のリスクは大小様々であるのを知らない)
 ・銘柄を選ぶために調べるのが面倒くさい
 ・証券会社の口座開設手続きが面倒くさい

 

 上記の面倒臭さを時間にすると、動画やネットで調べるのに1日くらい、本を3冊ほど読んで理解するのに3日くらい、証券会社の申し込み手続きで半日くらい。合計5日ほどです。

 

 しかし、たった5日間の時間をとるかどうかで、20年後には数百万~数千万の利益の違いになるのが過去からすでに明らかな事実です。こう考えると、積立投資をやらない理由はまったくないと思いますが、目前の面倒さに負けて手を付けられないのですね。

 

 このように偉そうに言う僕はというと、本を読んで学んだとはいえ、投資に関しては素人。下の本に書いてあるとおり実践しただけです。

 

 

最新版 投資信託はこの9本から選びなさい
 

 

 

 

 

 

 

 以下の本から得たポイントです。

 

1つ目 世界経済は過去80年近く継続して成長している。人口が増え、テクノロジーが発展する限り今後の成長も信じられる。世界中の株・債権に分散して投資すれば、リターンを得ることができる。

 

2つ目 ただし、日々の値動きを気にして売り買いする投資は、生活・仕事に支障あり。株価はだれも予測できない(と投資のプロも言っている)ので、素人が値動きの予想にエネルギーを注ぐのではなく、日々は自己の生活の楽しさに重きを置き、10年、20年、30年という長期的な視点で投資するべき。長期なので年利は4,5%程度でよい。

 

3つ目 証券会社の口座開設に一歩踏み出せば、労働収入だけでなく金融商品で資産を築くことが可能。しかも簡単で手軽で負けにくい方法で。老後を豊かにするためにも、早い段階で収入の一部を振り分けるべき。

 

では、具体的な銘柄は何を買っているかというと・・・

 

 この本の中で紹介されている銘柄をそのまま注文しています(笑) 素人の自分がこれ以上の基準で選びようがないです・・・。

 

 もし選びたい方は、「投資信託は、この8本から選びなさい」に記載の基準を参考にしてください。とても説得力がありますので紹介します。

 

  • 信託期限なし(理由は、長期のリターンを得ることが目的であるため)
  • 分配金は再投資(理由は、分配金をうけとると税金で利益が減るため)
  • ノーロードで信託報酬率低い(理由は、手数料と信託報酬で年利が1%近く低くなる影響はでかいため)
  • 純資産が増えている(理由は、人気商品であることの証であるため)
  • 少額から積立できること(理由は、毎月の給料から積立ができるため)
  • 国際分散型(理由は、世界経済に投資するべき、かつ経済状況におうじてリバランスしてほしいため)

 

 最後に、僕の資産の運用結果は十分出ています。2016年にはじめてから年利10%くらいで運用できています。もちろんこれは良すぎる数字。今後、大暴落の危機によって元本割れの瞬間も来るかもしれません。しかし、20年後にはトータルでプラスになっていればよいのです。銀行に塩漬けにしておくより遥かに良い結果を生みます。

 

 まずは、これらの本に書いてある投資信託への積立投資を開始し、おいおい投資の理解を深めつつ買付銘柄を変えていくでもかまいません。小リスクの金融商品が人生の資産構築の大きな基盤となることを理解いただきたいと思います。

 

 まずは行動!たった数日の行動が人生の豊かさを左右します!

意図的な感謝がもたらす幸せな日々

 一日の出来事の中から3つの事柄について感謝の言葉をつづる、というのを三年ばかり続けています。この日々に感謝を取り入れることの絶大な効果についてお話したいと思います。

 

 方法は単純です。

  • 一日の出来事を振り返る
  • 感謝に値する3つのことをピックアップ
  • 文章にしてFacebookのプライベートグループに投稿する
  • 感謝することは自分目線で選ぶ、些細なことでよい
  • 人の目を気にして目立ったことは書く必要はない

 

 感謝の対象は様々で、家族・親戚、友人、知人、会社の人、ご近所さん、お店、店員さん、でかけ先ですれ違う人、平和な地域、社会、国、書籍、メディア、家、食事、習慣、天気、季節、自分などなど。。。何でもいいのです。

 

 目を向けなければ何てことない日常の出来事やものに対して、意図的に感謝する習慣といえます。

 

 もちろん、気分が乗らない日もあります。

 

 仕事では忙しくて精神的につらい局面もあるし、会社の同僚との関係でものすごく悔しい思いをするときもあります。家族とだってずっと365日円満というわけでもありません。

 

 なので、時に無理やりでも探して感謝するという日もありますが、それでもいいのです。大事なのは、感謝を感じることに意図的に目を向けることなので。



 そして、三年間続けていることで人格が変化をもたらしました。

 

  • いま自分が持っているものは、すべて周りの人の施し・助け・協力のおかげであるとの自然な感覚がみにつく
  • 新たに人から受ける親切や、思いがけず得られたものにの一つ一つがうれしい、感動する
  • どんなにしんどい日も、嫌なことがあった日も、感謝の出来事は必ずあり「最悪な一日」と全否定することがなくなる

 

 精神衛生を保つうえでとても良い習慣です。ここまで続けられたのは、けっして意思の強さによるものではなく、この習慣が日々の生活に大きなメリットをもたらしてくれるからです。三年続けなくてもメリットは大いにあります。

 

 大事なのは、感謝できる些細なことに目を向けるクセをつける、ともいいましょうか。

 

 ちなみに、若い頃の僕は、自己肯定感が著しく低かったせいで、人見知りで人を信用できず、接していても外面とはうらはらに内心は防衛的なスタンスでいるのが多い人間でした。人に感謝するのも表向きであり、自分の価値が相対的に下がることが嫌だったので、心の底から感謝の念を持つことは稀でした。

 

 そんなひねくれた僕も、こういった習慣を身につけることで、人生の幸せを感じられるようになりました。人間関係もとてもよくなったと感じています。

 

 ぜひ、こちらの本、参考になさってください。

 

「感謝」で思考は現実になる

「感謝」で思考は現実になる

 

 

 

「メモ書き」の実践 一ヶ月続けたことの効果

 赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」という書籍にあるメモ書きというトレーニングを実践していまして、一ヶ月続けたことによりどんな変化があったかをお伝えしようと思います。

 

はじめに、メモ書きのトレーニングのやり方は、

  • 頭に次々と浮かぶことをA4用紙に手を止めることなく素早くペンで書いていく
  • 1テーマにつき1分。1分たったら途中でも気にせず次へ移る。
  • 一日10テーマについておこなう。以前書いたテーマをまた書いても気にしない。

という非常にシンプルなもので、一日にしてたったの10数分で行えます。

 

 一ヶ月の実践だけで、自分の思考習慣に確実に変化が起きました。ぜひこの記事をお読みの方も実践し、効果を実感していただきたいと思います。


 書籍はこちらです。

 

ゼロ秒思考

ゼロ秒思考

 

 

 

効果① 堂々巡りの考えが少なくなった

 

 仕事でもプライベートでも、ある一つのことに対して、最終的な答えがでないまま何度も頭によぎることがありますよね? 

 「あの件、なんとかしないとな・・・・」とか「どうやってすすめたらいいんだろうか?」とか「うまくいく気がしなくて不安だ」とかとか。

 

 多くの人は自然な思考習慣になっているので、これ自体に疑問を持っていないかもしれませんが、答えが出ないまま何度も何度も解決しない状態を思考することはストレスに繋がります。また、堂々巡りの思考に費やす時間はもったいないことです。

 

 「○○○○はどうすればいい?」「○○○はなぜだろう?」と堂々巡りになってるテーマに、メモ書きによって頭の中に浮かぶことを書き出していくと、そのテーマへのスタンスや方針あるいは次のアクションが自分の中で確定される感覚になります。

 

 確定されるということは、それ以降同じ思考がめぐりにくくなるのです。もし似たようなテーマでメモ書きをしても、一つ前の思考より少し先に進んだものが書き出されます。つまり考え方が進歩しているのです。

 

 堂々巡りがなくなってくることは、つまり検討事項が前進していることなのです。



効果② 頭の中がポジティブ、冷静になる

 

 モヤモヤした堂々巡りの思考がいったん止まるということは、感情的にポジティブになることができます。また、不安で落ち着かない気持ちもいったん冷静な状態に戻ることができます。

 

 もちろん、たった10分のメモ書きで現実が変わることはないですし、突拍子もないアイディアが生まれるものでもありませんが、ポジティブになる・冷静になるというのは、次の行動に移す際にとても重要な心理状態です。

 

 ネガティブな状態から抜け出して、前向きに一歩踏み出すことができるのです。

 

 再度ネガティブな思考が巡ってきたら、再びメモ書きでどんどん自分の考えを書き出してみると、一回前のメモ書きからほんのすこし前進した結論がでて、またポジティブになれます。モヤモヤしたらすぐにメモ書きするようにしています。



効果③ 行動が少しずつかわってきた

 

 堂々巡りの思考が整理されて、自分の中で次のアクションが決まってくると、今度は行動に移ることができます。

 

 メモ書きで自分で宣言しておきながら、すぐに行動せず数日経つこともありますが、そんな時はまたメモ書きをして「行動できない状態」をテーマに書きまくるといいです。少しずつ少しずつ次の行動ができるように自分が変化していきます。

 

 行動が少ないと成長を実感できませんが、そんな時はまたメモ書きをして「行動が少ない問題」をテーマに書きまくるといいです。

 

 メモ書きをすることで、次の行動の質と量が少しずつ向上しているのを実感しています。




 実際どんなことをメモ書きしているのかというと、こんなものです。具体的な仕事内容だけではなく、メンタル状態もテーマに書きます。10分取り組んだあとはいつもスッキリします。この効果だけでもありがたいですね。

 

  • 今日やるべきこと
  • いま自分が一番習得するべきスキルとは?
  • なぜ◯◯◯というタスクがやりたくないのか?
  • つまらない◯◯◯の仕事を楽しくするためには?
  • なぜ自分は◯◯さんのようにできないのか?
  • 自分の仕事の遅い理由
  • 自分が他人より強く今後のばすべきポイント
  • ◯◯◯が難しくて自分にはできない、どうすればいいか?
  • ◯◯◯が期日に間に合わない、どうすればいいか?
  • なぜ今日は気分が乗らないのか?

ジョギングを半年継続したことによる効果3つ

 ストレスから解放されるために始めたジョギングですが、走ることが習慣化してきた2,3ヶ月ごろから、このまませめて半年は続けてみたいと思っていました。

 

 その理由がこちらの「一流の頭脳(サンマーク出版)」の303ページの最後に書かれていたこの文言です。

 

 「週に数回の運動を半年ほど続ければ、目覚しい変化を実感するだろう」

 

 

一流の頭脳

一流の頭脳

 

 

 この本では、毎日でなくとも週に数回の有酸素運動によって、活性化した脳が、やる気、記憶、学力、健康、アイディアにどれだけ効果をもたらすかということについて、非常に詳しく説明をしてくれています。

 

 もちろん、週に数回の有酸素運動だけで、世の中の一流と言われる人に早変わりなんてことはないのでしょうが、いまの自分を確実にアップグレードしてくれるのは間違いないと、僕は信じました。

 

 なので、ジョギングによって僕の脳の構造に変化が及び、自分のパフォーマンスが向上したい!という願いをこめてひたすら走っていました。

 

 そして、開始して8ヶ月の今、その効果について述べたいと思います。

 

ジョギング継続の効果1 ストレスに強くなりました。

 

 8ヶ月の自分にくらべて、明らかに仕事のストレスへの耐性ができあがりました。

 

 当時のようなストレスを大いに感じていた場面が再現しても、自分自身の捉え方が明らかに変化しました。事象に対して動じないというか、少し動じたとしても冷静に受け止められる、という感覚です。

 

 また、自分の力では解決が難しい問題に直面しても、運動によって前向きさを取り戻し、現実を変えていけるという自信がついています。いいかえると、「現実に対峙する自分のスキルはこれまでの積み重ねの結果でしかない。しかし、その自分の最高のパフォーマンスをだすには運動が最適」というスタンスが出来上がりました。その時に最善の結果を出すには、心拍数をあげた運動が最適なのですね。

 

ジョギング継続の効果2 集中力が向上しました。

 

 オフィスなどの多少の雑音のなかでも、目の前の作業に没頭できます。

 

 僕は過去に心療内科ADHDといわれたことがあり、それまでの人生、一つのことに集中することが大きな課題でした。まわりの言葉や雑音に気を取られ、手元の作業が中断してしまい、なんどもなんども「あれ?これはどこから再開だっけ?」の繰り返しでした。

 

 こちら、いまは改善しています。あまりに興味のない作業以外という条件付きですが、一度取り組むと途中で話しかけられたりしても反応できないこともあります。若い頃は、この集中できない特性によって、一日たって仕事がなんも進んでいないことが多々ありましたが、だいぶ改善されてとても助かっています。


ジョギング継続の効果3 考えが前向きになり、やる気が向上しました。

 

 ひとつお断りしておくと、日々の業務の中にはとてつもなくやる気を削がれる仕事はあり、すべてに対してやる気十分ということではないのですが、この8ヶ月で人生に対する全般に対してやる気が向上しました。このブログを始めたのも効果の一つです。

 

 ストレスにまみれていた頃は、目の前の仕事だけではなく「今後の会社での自分の価値」とか「子どもたちが大人になる十数年後の生活が成り立つか?」とか「将来の自分は健康なんだろうか?」とかとか、ストレスにまみれた不安定な思考がさらなる不安を呼ぶんですかね? とにかく様々な方面の不安を抱えていました。

 

 しかし今は「不安を解消するには結局のところ行動あるのみ」という信念めいたものに変わり、漠然とした不安をそのまま放置することはなくなりました。そんなときも15分心拍数を上げて走れば、心の方向はサッと変わります。

 

以上が、ジョギングを継続したことによって大きな効果をもたらしたものです。これをお読みになった方の何かの参考になればとおもいます。

ジョギングを習慣化できた理由

 いまは雨が降らない日はほぼ欠かさず走っています。半年前の自分にはまったく信じられない生活習慣です。30代にハーフマラソンに挑戦したことがありましたが、その頃の走る理由はトレーニングだったので、生活習慣として根付くものではありませんでした。

 

 運動習慣を身につけるコツは、運動という短時間では面倒で辛いことのメリットが、短期的なメリットが上回っているかにかかっていると思います。

 

 Youtubefacebooktwitter、テレビ、酒、タバコなど日常的に習慣化しているものは、いずれも、それを行うことで自分が快楽を得る、効果を得るということが動機になっています。効果が容易に想像できるから手を付けやすいのですね。

 

 一方で、健康のための運動というのは、一度運動しただけでは健康になったかどうかわからず、実感がありません。一般に習慣化が良しとされている読書、勉強、健康的な食事、良質な睡眠、筋トレとかも同じで、一度や二度、一週間やそこらではまったく自分の中で効果を感じにくく、なかなか継続することができません。それよりも、このことを継続することの毎度の負担のほうが主にであり、時に苦痛です。

 

 僕がすすめるジョギングにも、負担となる事がいくつもあります。

 

 まず、走り始めは肉体疲労や息切れを特に感じるのでつらい、汗かいて走った後はシャワーや着替えが必要、見慣れた近所を走っても単調でつまらない、などなどつまらない要素があります。さらに、ペースをあげて走ると足首や膝が痛くなったり、太った体が特に痩せるわけでもありません。そして、走り過ぎは老化の原因の元とも言われています。

 

 これらの面倒や苦痛を帳消しするほどのメリットがないと、習慣化はまずできませんが、僕の場合は、ジョギングに対してこれらを帳消しするほどのメリットを感じています。

 

 ジョギングに感じているメリットは大きく2つ

  1. 何事にも集中できる。走った後は、目の前の一つのことに集中することができ、特に仕事のパフォーマンスが向上する。しかもその状態は半日から一日継続する。もちろん休日も同じで、家族での幸せごとの企画、将来への準備に集中して取り組むことができる。
  2. 何事にも前向きになれる。精神的に追い詰められているとき、目前の問題に冷静に真正面から向き合おうという気持ちになれる。

 なので、ジョギングはやめられません。

 

 僕は、走ることに対して目標の記録があったり大会に出たりするわけでもありません。ただ単純に、その日のために近所をたった20分程度走るだけです。

 

 それでもたった20分走るだけで実感できるこの大きなメリットがあるので、日々続けられるのですね。健康な体作りとか筋力をつけるとか、運動が良いとかというものは一切ありません。単純に、走った直後の精神面と活動面のパフォーマンスが向上するからです。たった20分がその後の数時間を大きく替えてくれるという感覚です。

 

 何かの習慣化を試みるということは、その行為の心理的負担の大きさが非常に大きな影響を及ぼします。習慣化出来ないというのは、心理的抵抗が大きすぎてできないのです。なので自分の中でその行為が将来効果を得られるよ、というのでは習慣化できなくて、短期的な効果を実感することが重要なのですね。

 

 僕が習慣化出来たのは、得られる効果を短期的に実感するとができたからです。若いころもダイエットや大会向けにジョギングをやっていた期間はありました。しかしそれらはいずれも中長期の目標のためのトレーニングだったので習慣化しませんでした。

 

 つまり! 短期的な効果を実感できるものは習慣化する!ということですね。

心拍数をあげて走ることで、目の前の仕事に完全に集中できる

 心拍数を上げて走ったあとに目の前の仕事にスーッと集中できる感覚、とても助かっています。

 

 僕は、ものごとに集中するという点についは長年悩んできました。
 「大人の発達障害」という言葉が流行りだした頃。とあるホームページでADHDのチェックをやってみたら概ね該当していたので、近くの心療内科を検査をしてみましたらビンゴでした。ADHDという判定があることを知る前は、まさか自分の集中力のなさがこんな先天的な原因によるものとはまったく想像にしていませんでした。

 

 いままでの僕の仕事の仕方と言えば、期限間際にならないと本気になれない、仕事中も注意散漫なためなかなか終わらない、一日過ぎて「俺の今日やった仕事、たったこれだけ?」と自己嫌悪に陥る。
 進められない仕事を期限間近になってから馬車馬のようにやるハメになるので、ストレスも高かったです。そして、こういったことのたびに反省と自己卑下を繰り返すので、精神的な負担が多い社会人生活でした。

 

 このADHD特性に運動が効果的と知ったのは「脳を鍛えるには運動しかない!」です。
 第六章に書いてあるサムの事例。「ランニングには鎮静効果があるので、重要な仕事や打ち合わせを極力走ったあとにもってくる」という話です。

 

 

 

 僕はいま、走った後の鎮静効果をものすごく実感しています。仕事前に20分ほど心拍数を上げて走りきり、汗を拭って机にすわると、目の前の仕事にスーッと入れる感覚、また一番大事なポイントだけにスーッと思考を巡らせることができるという感覚。雑念がない静かな心境です。

 

 この効果は午後になるとだんだんと薄れてきますが、午後に重要会議や重要イベントがあるときにまた走ることで元の集中力全開状態になり、重要な局面を乗り切ることができるのですね。(在宅ワークなのでこのあたりは柔軟です)

 

 この鎮静効果、ぜひ実感していただきたいです。明日も走ります。