心拍数をあげて走ることで、目の前の仕事に完全に集中できる
心拍数を上げて走ったあとに目の前の仕事にスーッと集中できる感覚、とても助かっています。
僕は、ものごとに集中するという点についは長年悩んできました。
「大人の発達障害」という言葉が流行りだした頃。とあるホームページでADHDのチェックをやってみたら概ね該当していたので、近くの心療内科を検査をしてみましたらビンゴでした。ADHDという判定があることを知る前は、まさか自分の集中力のなさがこんな先天的な原因によるものとはまったく想像にしていませんでした。
いままでの僕の仕事の仕方と言えば、期限間際にならないと本気になれない、仕事中も注意散漫なためなかなか終わらない、一日過ぎて「俺の今日やった仕事、たったこれだけ?」と自己嫌悪に陥る。
進められない仕事を期限間近になってから馬車馬のようにやるハメになるので、ストレスも高かったです。そして、こういったことのたびに反省と自己卑下を繰り返すので、精神的な負担が多い社会人生活でした。
このADHD特性に運動が効果的と知ったのは「脳を鍛えるには運動しかない!」です。
第六章に書いてあるサムの事例。「ランニングには鎮静効果があるので、重要な仕事や打ち合わせを極力走ったあとにもってくる」という話です。
僕はいま、走った後の鎮静効果をものすごく実感しています。仕事前に20分ほど心拍数を上げて走りきり、汗を拭って机にすわると、目の前の仕事にスーッと入れる感覚、また一番大事なポイントだけにスーッと思考を巡らせることができるという感覚。雑念がない静かな心境です。
この効果は午後になるとだんだんと薄れてきますが、午後に重要会議や重要イベントがあるときにまた走ることで元の集中力全開状態になり、重要な局面を乗り切ることができるのですね。(在宅ワークなのでこのあたりは柔軟です)
この鎮静効果、ぜひ実感していただきたいです。明日も走ります。