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断酒の実践 断酒をスタートさせた方法

 これまで何度も何度も、幸せで充実した気分を味わってきた飲酒を断つというのは、それなりに勇気がいりました。なぜかというと、断酒は幸せ時間との決別だからです。

 

 仕事終わり、「あー、今日も一日頑張った。飲みたい飲みたい!」と冷蔵庫に早足で向かい、取り出したそばからビールや缶チューハイのフタでプシュッとやるとき、グラスに氷を2,3個カランと転がして焼酎やウィスキーをトボトボとつぎ、ロックを口に含んで濃いアルコールを感じ、そのまま胃の中がモワッとする気持ちよさ。酒は十分に僕を労ってくれましたね。そして、二杯、三杯、四杯・・・と飲み進めていくと、世の中の面倒なことすべてが許せる至高の気分に達し「あー、きょうも一日良い日だった」としめくくれるのです。

 

 酒と一緒に映画や音楽を鑑賞すれば感動が倍増、家族と団らんしていれば幸せ倍増、人との会話であれば意気投合。こんな幸せなシーンと縁を切るなんて、いくら酒が病気のリスクを増し、見た目を老けさせ、思考のパフォーマンスを落とすなどの害をもたらすと知っていても、この幸せを手放すなんてなんとも寂しく残念です。酒が嫌いな人にはわからない、アルコールを飲めない人にはわからない特別な幸せを失う恐怖です。

 

 この恐怖を乗り越えるにはどうすればいいか? 酒浸りな僕には、えいっ!という高いところから飛び降りる勇気や、断酒を継続するセルフコントロール力は到底期待できませんでした。

 

 そこでやったみたのが、他人に宣言して自分にプレッシャーをかける方法。社会で成功した方々からも聞く方法ですよね。成功した彼らが自分の意思だけでは続かず、他人の目で自分を律しなくてはいけないなんて意外ですが。

 

 そしてある時、妻に「もう俺は毎日欠かさず酒飲んでるよ。もう飲み過ぎはだめだな、しばらく酒をやめてみようと思う」と宣言しました。

 

 が、これもどうなのか・・・「もう飲まない!きっぱりとやめる!」とはいえず、「しばらく」か「やめてみる」という弱気で逃げの単語が入っています・・・。

 

 しかし、こう宣言したあと、実家で働く妻が義理の両親に話題にしていないかが気になって仕方ありませんした。理由は、聞かれてしまったからには継続せざるを得ず、プレッシャーだからです。かねてから義理の両親も僕の酒の飲みっぷりを心配してましたから、断酒ときけば期待するはずです。中途半端でやめたなんてことは格好悪いですし、失望させてしまいますから。

 

 予想通りこの心理が働き、断酒をスタートさせたのでした。仕事でも自分を追い込んで結果を出す気概があれば、もっとデキる社会人になっていたのですがね・・・。