「メモ書き」の実践 一ヶ月続けたことの効果
赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」という書籍にあるメモ書きというトレーニングを実践していまして、一ヶ月続けたことによりどんな変化があったかをお伝えしようと思います。
はじめに、メモ書きのトレーニングのやり方は、
- 頭に次々と浮かぶことをA4用紙に手を止めることなく素早くペンで書いていく
- 1テーマにつき1分。1分たったら途中でも気にせず次へ移る。
- 一日10テーマについておこなう。以前書いたテーマをまた書いても気にしない。
という非常にシンプルなもので、一日にしてたったの10数分で行えます。
一ヶ月の実践だけで、自分の思考習慣に確実に変化が起きました。ぜひこの記事をお読みの方も実践し、効果を実感していただきたいと思います。
書籍はこちらです。
効果① 堂々巡りの考えが少なくなった
仕事でもプライベートでも、ある一つのことに対して、最終的な答えがでないまま何度も頭によぎることがありますよね?
「あの件、なんとかしないとな・・・・」とか「どうやってすすめたらいいんだろうか?」とか「うまくいく気がしなくて不安だ」とかとか。
多くの人は自然な思考習慣になっているので、これ自体に疑問を持っていないかもしれませんが、答えが出ないまま何度も何度も解決しない状態を思考することはストレスに繋がります。また、堂々巡りの思考に費やす時間はもったいないことです。
「○○○○はどうすればいい?」「○○○はなぜだろう?」と堂々巡りになってるテーマに、メモ書きによって頭の中に浮かぶことを書き出していくと、そのテーマへのスタンスや方針あるいは次のアクションが自分の中で確定される感覚になります。
確定されるということは、それ以降同じ思考がめぐりにくくなるのです。もし似たようなテーマでメモ書きをしても、一つ前の思考より少し先に進んだものが書き出されます。つまり考え方が進歩しているのです。
堂々巡りがなくなってくることは、つまり検討事項が前進していることなのです。
効果② 頭の中がポジティブ、冷静になる
モヤモヤした堂々巡りの思考がいったん止まるということは、感情的にポジティブになることができます。また、不安で落ち着かない気持ちもいったん冷静な状態に戻ることができます。
もちろん、たった10分のメモ書きで現実が変わることはないですし、突拍子もないアイディアが生まれるものでもありませんが、ポジティブになる・冷静になるというのは、次の行動に移す際にとても重要な心理状態です。
ネガティブな状態から抜け出して、前向きに一歩踏み出すことができるのです。
再度ネガティブな思考が巡ってきたら、再びメモ書きでどんどん自分の考えを書き出してみると、一回前のメモ書きからほんのすこし前進した結論がでて、またポジティブになれます。モヤモヤしたらすぐにメモ書きするようにしています。
効果③ 行動が少しずつかわってきた
堂々巡りの思考が整理されて、自分の中で次のアクションが決まってくると、今度は行動に移ることができます。
メモ書きで自分で宣言しておきながら、すぐに行動せず数日経つこともありますが、そんな時はまたメモ書きをして「行動できない状態」をテーマに書きまくるといいです。少しずつ少しずつ次の行動ができるように自分が変化していきます。
行動が少ないと成長を実感できませんが、そんな時はまたメモ書きをして「行動が少ない問題」をテーマに書きまくるといいです。
メモ書きをすることで、次の行動の質と量が少しずつ向上しているのを実感しています。
実際どんなことをメモ書きしているのかというと、こんなものです。具体的な仕事内容だけではなく、メンタル状態もテーマに書きます。10分取り組んだあとはいつもスッキリします。この効果だけでもありがたいですね。
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